|:| Metal |:| 雑記
2015年2月11日 |:| Metal |:|
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▼ 知らない間に再結成していたバンド ▼
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
At The Gates:
Emperor みたく一時的な再結成と思いきやアルバムを出す始末。ファンとしては嬉しいけれどもB!のインタビューを読む限り、主要リフメイカーのAnders Bjorler(Gt.)は悲しいかな、メタル熱が現在ほぼ無いみたいで次作はどうなんだろう(^_^;)?。その点The Hauntedの前作-7thの肩透かし感とメンバーx3人の脱退が全て物語っていたかも。ところでThe Hauntedの新譜も良かった。
The Crown:
メンバー殆ど頭を丸めていて、4thのジャケット内に写っていた眼光鋭く革ジャン着込んだメタル馬鹿どもは何処へ、と一瞬心配するも相変わらず轟々しいサウンドを出していて一安心。但し、Death’nrollな 個性の一翼を担っていたJanne Saarenpaa(Dr.)が脱退していたみたいで、違和感というか、どこかパンチ力に欠ける印象を覚えたのはこのせいかと一人妙に納得。
The Duskfall:
2000年代以降の叙情派メロデスの貴重な生き残りバンドにして、個人的にはMikael Sandorf(Gt.)にB!のCDチャートの切り抜きを直接郵送する等コンタクトを取っていたぐらいにファンだったバンドが再結成・・・だと!???
再結成という事実を知り歓喜するも、メンバーが全然違う。Mikael はいいとして、他の面子が・・・特にGates of Ishtar時代から女房的な存在だったOskar Karlssonがいないのが謎。Voはどこかで聴いたことのある声質だと思ったらば元(!?)ENGELのVoでしたか(^_^;)
PVの曲しか試聴していないけれども、DrやGtサウンドが生々しくも、キラりと光るメロディにはニンマリせずにはいられない。但し、前任者Kaiのデスメタル然とした声質に慣れ親しんだ身としては、ハードコア拠りの元ENGELの声質はどうしても違和感を覚える。
To/Die/For:
結局再結成というか再始動していたのかよ、と。メンバー追い出したり解散して別バンド結成したり、5thのKeyが気に入らないだのごねを繰り返し、個人的なイメージではJapeの駄々っ子に振り回されているバンドにして、改めて・・・結局再結成というか再始動していたのかよ、と。
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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▼ 新譜が出ていたことを知らなかった(^_^;) ▼
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということで、今後下記のバンドの新譜を購入&聴き込んでいく予定
- The Duskfall / Where the Tree Stands Dead
- Mors Principium Est / Dawn of the 5th Era
- Bloodbath / Grand Morbid Funeral
- Insomnium / Shadows of the Dying Sun
- Scar Symmetry / The Singularity (Phase I: Neohumanity) *New!!*
▼ 知らない間に再結成していたバンド ▼
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At The Gates:
Emperor みたく一時的な再結成と思いきやアルバムを出す始末。ファンとしては嬉しいけれどもB!のインタビューを読む限り、主要リフメイカーのAnders Bjorler(Gt.)は悲しいかな、メタル熱が現在ほぼ無いみたいで次作はどうなんだろう(^_^;)?。その点The Hauntedの前作-7thの肩透かし感とメンバーx3人の脱退が全て物語っていたかも。ところでThe Hauntedの新譜も良かった。
The Crown:
メンバー殆ど頭を丸めていて、4thのジャケット内に写っていた眼光鋭く革ジャン着込んだメタル馬鹿どもは何処へ、と一瞬心配するも相変わらず轟々しいサウンドを出していて一安心。但し、Death’nrollな 個性の一翼を担っていたJanne Saarenpaa(Dr.)が脱退していたみたいで、違和感というか、どこかパンチ力に欠ける印象を覚えたのはこのせいかと一人妙に納得。
The Duskfall:
2000年代以降の叙情派メロデスの貴重な生き残りバンドにして、個人的にはMikael Sandorf(Gt.)にB!のCDチャートの切り抜きを直接郵送する等コンタクトを取っていたぐらいにファンだったバンドが再結成・・・だと!???
再結成という事実を知り歓喜するも、メンバーが全然違う。Mikael はいいとして、他の面子が・・・特にGates of Ishtar時代から女房的な存在だったOskar Karlssonがいないのが謎。Voはどこかで聴いたことのある声質だと思ったらば元(!?)ENGELのVoでしたか(^_^;)
PVの曲しか試聴していないけれども、DrやGtサウンドが生々しくも、キラりと光るメロディにはニンマリせずにはいられない。但し、前任者Kaiのデスメタル然とした声質に慣れ親しんだ身としては、ハードコア拠りの元ENGELの声質はどうしても違和感を覚える。
To/Die/For:
結局再結成というか再始動していたのかよ、と。メンバー追い出したり解散して別バンド結成したり、5thのKeyが気に入らないだのごねを繰り返し、個人的なイメージではJapeの駄々っ子に振り回されているバンドにして、改めて・・・結局再結成というか再始動していたのかよ、と。
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▼ 新譜が出ていたことを知らなかった(^_^;) ▼
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ということで、今後下記のバンドの新譜を購入&聴き込んでいく予定
- The Duskfall / Where the Tree Stands Dead
- Mors Principium Est / Dawn of the 5th Era
- Bloodbath / Grand Morbid Funeral
- Insomnium / Shadows of the Dying Sun
- Scar Symmetry / The Singularity (Phase I: Neohumanity) *New!!*
バックアップを取っていた際に過去の保存データから面白いものを発掘しつつ、ネット上で軽く検索したところ目下確認できなかったので、当方がUpしてみるのもよいかな、と。但し、DNだと画像が圧縮されてしまうので、実寸画像等を見たいという"特異な方"がおられましたらばの別の場所にUpします。
【画像2】
Black Plague 誌のスキャン(但し一部のみ)。The Black Legions (Les Legions Noires )に属していたVlad tepesのWald (Vo,Gt,Dr)に対するインタビュー。(1995年頃?)
Black Metalに関する本物か否かの不毛な議論は大嫌いながら、Vlad tepesに関しては個人的には、"French BM"の礎を作ったバンドとして認識している。もっとも、BMを思想重視と捉えるならば"French"という国形容は基本不要・無用なはずなわけだけれども、音楽的な観点からは差別化し得る"French"特有のメロさと荒廃感があると思う。そして、Mutiilationと共にその先駆け的なバンドなだけに、そういった流れで"French BM"を語るならば外せない存在なのではないでしょうか。
【画像3】
DsOのメンバー複数人がかつて在籍していただけに前身バンドとも看做されているHirilorn。画像はHirilornのOfficial Site(現在消失)に掲載されていたインタビュー。今回画像として一部Upするも、HTML-ページ丸々保存しておりました。懐かしい。
【画像2】
Black Plague 誌のスキャン(但し一部のみ)。The Black Legions (Les Legions Noires )に属していたVlad tepesのWald (Vo,Gt,Dr)に対するインタビュー。(1995年頃?)
Black Metalに関する本物か否かの不毛な議論は大嫌いながら、Vlad tepesに関しては個人的には、"French BM"の礎を作ったバンドとして認識している。もっとも、BMを思想重視と捉えるならば"French"という国形容は基本不要・無用なはずなわけだけれども、音楽的な観点からは差別化し得る"French"特有のメロさと荒廃感があると思う。そして、Mutiilationと共にその先駆け的なバンドなだけに、そういった流れで"French BM"を語るならば外せない存在なのではないでしょうか。
【画像3】
DsOのメンバー複数人がかつて在籍していただけに前身バンドとも看做されているHirilorn。画像はHirilornのOfficial Site(現在消失)に掲載されていたインタビュー。今回画像として一部Upするも、HTML-ページ丸々保存しておりました。懐かしい。
【RE:】 ブラックメタルの.. / 鉄人への道
2013年7月30日 |:| Metal |:| コメント (2)
最近Count Grishnackh (BURZUM) ことVarg Vikernesがフランスで逮捕されたということもあって投稿してみる。
個人的には当時"Black Metal"を単なる"音楽"(娯楽)という側面を越えて結構ガチに解釈・理解していて、そんな経緯もあって、Varg がまだノルウェーの刑務所にいた頃、彼と文通しておりました。
こう書くと、「お前もサタニスト・教会放火・殺人を賛美するのか」云々くだらないレッテルを張られるorやじが飛んできそうなので、その点は予めキッパリ断っておきたいのと、個人的に思うに、教会放火という行為は、無論犯罪行為で許されないながらも、手段であって目的・本質ではないということ。(そもそもBlack Metal が"手段")
このあたりを履き違えつつ、歪曲してメディアが伝えるものだから、Vargは白人至上主義者だっていうのとセットでもはや通説になっている感すらある。しかしながら、Vargはノルウェーの地(自然)が好きで、且つ、その地に生まれたことに喜びを感じているというだけで、何も「白人以外氏ね」とまではいっていないし(本人弁)、この点は多分日本では自分以外知らない事実だと思うも、最近のニュース報道でテロ計画容疑という形でまた白人至上主義ちっくな面を強調される内容だったので、表に一度書いてみてもいいかな、と。(注:刑務所から出た後は文通・連絡等とっていないので、今の彼の価値観までは不明)
:-:-:-:-:-:-:-:
話変わって、最近鉄人への道を復習がてら読んでいるところ、この書籍の続編が出ていることを知る。確かに最後のページに続編でるよな記載や、ヤンギにエース清水氏のコーナーが続いていた事実を思い出しつつ、Part2以降も購入しようと思えば現在絶版なのかプレっていて驚き。
プレ値で手っ取りばやく購入してもよいとは思うも、本屋で本を探すのも一興かな、ということで、探していきたいと思います。その点、目撃情報他歓迎。
個人的には当時"Black Metal"を単なる"音楽"(娯楽)という側面を越えて結構ガチに解釈・理解していて、そんな経緯もあって、Varg がまだノルウェーの刑務所にいた頃、彼と文通しておりました。
こう書くと、「お前もサタニスト・教会放火・殺人を賛美するのか」云々くだらないレッテルを張られるorやじが飛んできそうなので、その点は予めキッパリ断っておきたいのと、個人的に思うに、教会放火という行為は、無論犯罪行為で許されないながらも、手段であって目的・本質ではないということ。(そもそもBlack Metal が"手段")
このあたりを履き違えつつ、歪曲してメディアが伝えるものだから、Vargは白人至上主義者だっていうのとセットでもはや通説になっている感すらある。しかしながら、Vargはノルウェーの地(自然)が好きで、且つ、その地に生まれたことに喜びを感じているというだけで、何も「白人以外氏ね」とまではいっていないし(本人弁)、この点は多分日本では自分以外知らない事実だと思うも、最近のニュース報道でテロ計画容疑という形でまた白人至上主義ちっくな面を強調される内容だったので、表に一度書いてみてもいいかな、と。(注:刑務所から出た後は文通・連絡等とっていないので、今の彼の価値観までは不明)
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話変わって、最近鉄人への道を復習がてら読んでいるところ、この書籍の続編が出ていることを知る。確かに最後のページに続編でるよな記載や、ヤンギにエース清水氏のコーナーが続いていた事実を思い出しつつ、Part2以降も購入しようと思えば現在絶版なのかプレっていて驚き。
プレ値で手っ取りばやく購入してもよいとは思うも、本屋で本を探すのも一興かな、ということで、探していきたいと思います。その点、目撃情報他歓迎。
BABYMETAL - イジメ、ダメ、ゼッタイ
2013年1月24日 |:| Metal |:| コメント (2)
日本だと「へびめた(笑)」という、あたかも外人が日本人を"ジャップ"と呼称するに似たような感じで蔑まれている音楽ジャンルであって、バンド側も自虐に走るもんだからますます蔑まれるという悪循環。従って、今回もまた自虐に走ったネタバンド/グループかと一瞬思ってしまった。
けれども、出している音は完全にMetal。(PVを視聴する限り、初期の曲はMetalの要素を"取り入れた"という感じだけれども) 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と言いつつ、13歳~15歳の無垢な子を強制的に躍らしているとすれば、それはイジメじゃないんですか?と若干心配になってしまうわけですが(^_^;)、背後の企画者は 生粋のメタラーだと思われる。
名前他を日本で通用する「へびめた(笑)」ではなく「Metal」で統一するこだわりや、PVのメタラーが虐げられている→立ち上がれな感じもまさに上記したような背景を描写していると個人的に強く感じる。
----------------
前置きがやたら長くなってしまいましたが、個人的にはCDTVを観ている最中に音が飛び込んできて衝撃を受ける。そして、YouTubeでPV等観ていたらば、TV番組でも生歌で歌っていて、その"本気度"にますます応援したくなりました。もっともこのCDの内容を保つ限りにおいて(^_^;) これから好きなアイドルは?の問には「Su-Metal lml」で決定。
メタラーとしては13~15歳の女の子=アイドルが歌うというところに抵抗を感じるかもしれないけれど、一度試聴してみることをお薦めしたい。
けれども、出している音は完全にMetal。(PVを視聴する限り、初期の曲はMetalの要素を"取り入れた"という感じだけれども) 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と言いつつ、13歳~15歳の無垢な子を強制的に躍らしているとすれば、それはイジメじゃないんですか?と若干心配になってしまうわけですが(^_^;)、背後の企画者は 生粋のメタラーだと思われる。
名前他を日本で通用する「へびめた(笑)」ではなく「Metal」で統一するこだわりや、PVのメタラーが虐げられている→立ち上がれな感じもまさに上記したような背景を描写していると個人的に強く感じる。
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前置きがやたら長くなってしまいましたが、個人的にはCDTVを観ている最中に音が飛び込んできて衝撃を受ける。そして、YouTubeでPV等観ていたらば、TV番組でも生歌で歌っていて、その"本気度"にますます応援したくなりました。もっともこのCDの内容を保つ限りにおいて(^_^;) これから好きなアイドルは?の問には「Su-Metal lml」で決定。
メタラーとしては13~15歳の女の子=アイドルが歌うというところに抵抗を感じるかもしれないけれど、一度試聴してみることをお薦めしたい。
|:|Metal|:| Demo発掘
2012年12月20日 |:| Metal |:|
Death/Black Metalに傾倒していくメタラーのあるあるとして、国内盤が出ていないと取り上げないB!誌がてんで役に立たないがため、自分から情報を探しに行く癖がつくこと。その最果てが未だレーベルと契約していないDemo-バンドを己で発掘する症状。
緩急つけたり、メロディックな要素を入れて1曲あたりの尺が比較的長いMelodic-Death/Thrashというのが率直な感想ながらも、フィンランドのバンドとしては珍しい方だと思われる。知らぬ間に、というかちょうど2年前なのだけれども、2nd-Demoがupされていたので、早速iPodにブチ込ませて頂きましたm(_ _)m
[[番外編]]
|:| Left to Bleed |:|結論先取りで書くと、#Glorious Tormentはデスラッシャー必聴。久々に失禁寸前のキラーチューンに遭遇。特にMarko Tommila (Dr.)がヤバイ。多彩なフレーズ、正確さ・速さ、そして破壊力は本当に失禁モノ。MPEの3rdのドラム(録音)を叩いていたり、Depressed Modeに在籍していたりと、脇役な立ち居地につき超人ドラマーとしては無名だと思われるも、隠れたる獅子ここにあり。
http://www.mikseri.net/artists/?id=37515
緩急つけたり、メロディックな要素を入れて1曲あたりの尺が比較的長いMelodic-Death/Thrashというのが率直な感想ながらも、フィンランドのバンドとしては珍しい方だと思われる。知らぬ間に、というかちょうど2年前なのだけれども、2nd-Demoがupされていたので、早速iPodにブチ込ませて頂きましたm(_ _)m
|:| Where Victims Lie |:|こちらもフィンランドのザクザク系リフが心地よいThrash/Death-メタルバンド。各メンバーはFuneris Nocturnum ,Alghazanth 他といった経歴も持つ&在籍しおり、当初からいわばサイドプロジェクト系バンドではあったけれども、気付いたらとうとう活動保留中になっていた(^_^;) 上記の通り、熟練メンバーが脇を固めつつ、タイトに聴かせてくる中でも、Teijo Hakkola(Vo.)のかすれ系シャウトVoがやはり個性的→しかし現在脱退してしまった模様。
http://www.myspace.com/wherevictimslie
[[番外編]]
|:| Empyrean Bane |:|Ensiferumの元メンバーが立ち上げたMelodic Black Metal-バンド。EnsiferumのようなViking要素は無く、トレモロリフを駆使した、ブリザード吹き荒れるメロブラ。実質1人バンドに等しく、Drは恐らく打ち込みで、久々に覗いてみるも、新曲が上がっている等の動き無し・・・メロブラ好きは#Harlot Mentalityや#World Order Transitionあたりで冬の風を感じてみるのもよいでしょう(笑)
http://www.mikseri.net/artists/?id=46300
自分の恐らく一番好きなMetal-バンドMPEの新譜が5年ぶりにリリースされたので、早速購入。
コアパーソン:Jori (←神/Gt.)の脱退前後以降のバンド内の動きやメンバーチェンジの変遷を見ているに、正直解散寸前だとも思っていたけれども、新曲を製作しているというVille (Vo.)のアナウンスは偽りでもなかったことが証明された。
もっとも、上記の通り、バンドの"心臓部分"がごっそり抜け落ち、そして別の心臓に入れ替わってしまったわけで、にも関わらずMPE名義でアルバムを出す・・・一体どんな内容になるのか、ファンとしては不安も伴っていたけれど、蓋を開けてみれば、きちんとMPEしていた。
具体的には、テクニカルなギターの乱舞とアトモスフェリックなKey(但し、今作はあくまで味付け程度)の紡ぎ合いが生み出す哀愁を帯びたメロディーにデスメタル然としたアグレッション。3rdの後継として、当時のメンバーのまま出した新譜と言われても恐らく疑わなかったと思う。
しかしながら、個人的に思うに、プログレちっくなテクニカルな要素がどうも鼻につくのと、その点Gt-ソロ然り、曲が似たり寄ったりな感じがしないでもない。多分そこが新メンバーと過去のメンバーの個性の差につき、全然"アリ"なんだけれども、「曲の緊張感と世界感にまず圧倒されて、そして、テクニカルな凄さの余波でさらに圧倒される 二重構造」が若干速弾き・テクニック至高主義 (ごり押し)になってしまっている気がするのは残念ではある。
と、批判めいたことも書いたけれど、本作も間違いなくMPEでこそ出し得るアルバムだし、この内容であればなおもファンとして次作にも期待しつつ、必ず購入すると自信を持って言える。3rdがお好きであれば恐らく今作も嵌るはず。
コアパーソン:Jori (←神/Gt.)の脱退前後以降のバンド内の動きやメンバーチェンジの変遷を見ているに、正直解散寸前だとも思っていたけれども、新曲を製作しているというVille (Vo.)のアナウンスは偽りでもなかったことが証明された。
もっとも、上記の通り、バンドの"心臓部分"がごっそり抜け落ち、そして別の心臓に入れ替わってしまったわけで、にも関わらずMPE名義でアルバムを出す・・・一体どんな内容になるのか、ファンとしては不安も伴っていたけれど、蓋を開けてみれば、きちんとMPEしていた。
具体的には、テクニカルなギターの乱舞とアトモスフェリックなKey(但し、今作はあくまで味付け程度)の紡ぎ合いが生み出す哀愁を帯びたメロディーにデスメタル然としたアグレッション。3rdの後継として、当時のメンバーのまま出した新譜と言われても恐らく疑わなかったと思う。
しかしながら、個人的に思うに、プログレちっくなテクニカルな要素がどうも鼻につくのと、その点Gt-ソロ然り、曲が似たり寄ったりな感じがしないでもない。多分そこが新メンバーと過去のメンバーの個性の差につき、全然"アリ"なんだけれども、「曲の緊張感と世界感にまず圧倒されて、そして、テクニカルな凄さの余波でさらに圧倒される 二重構造」が若干速弾き・テクニック至高主義 (ごり押し)になってしまっている気がするのは残念ではある。
と、批判めいたことも書いたけれど、本作も間違いなくMPEでこそ出し得るアルバムだし、この内容であればなおもファンとして次作にも期待しつつ、必ず購入すると自信を持って言える。3rdがお好きであれば恐らく今作も嵌るはず。
Meshuggah - Koloss
2012年4月7日 |:| Metal |:|
お買い物-③。メタルのCDを買うこと自体が久々だけれども、好きなバンド+DVD付属とくれば少々高くとも気にならない。(¥3,500)
ということで、Meshuggahの7作目にあたる新譜-Kolossをこの度購入。6周ほど聴き込んでみたのでそろそろ追記をば。
ジャンル区分としては「プログレッシブ・デス・スラッシュメタル」になると思われるも、差別化を図る必要がないぐらい唯一無二の世界感をもつMeshuggah。その音を文字で書き起こそうとすれば、ポリリズムだのシンコペーションだの、Allan Holdsworthの影響云々、メタルバンドのレビューとは到底思えない/少なくとも見慣れない用語の数々が飛び出す始末。
咀嚼すると、8弦-ギターの2本体制で低音域を極限まで追い求めつつ、機械的で無機質なリフを"リズミカル"に刻み込む。そこに正確無比で複雑多岐なDr-の打ち込み音が連なって生じるリズムが化学反応を起こし独特のグルーブ感が生じる、といったところか。
ということで、"リズム"という要素がこのバンドの肝になっているところ、個人的にはソリッドでヘビーなGt-サウンドにやられた人間であり、今作も気持ちの良い重低音を響かせているなぁ・・・えっ!?今作は6弦-ノーマルチューニングなんすかっ!?
今作は原点回帰が一つのテーマでもあったらしく、確かにらしくない曲も散見される気がする。例えば、#3のノリノリな曲調だったり、2ビートでスタスタ疾走したり(#5)。
アルバム全体的としては、ヘビーでドゥーミィーな雰囲気を終始漂わせるも、上記の通り、曲展開の振幅・ギャップ感も手伝って、逆説的に、バラエティーに富んでいる印象も受けました。しかしながら、漆黒の轟音世界を期待し、そして、終始身を委ねたかった自分としては、音数を"重ねる"というよりも"余韻"で雰囲気を出すことを主眼にしているかのような作風につき、1周目は正直「微妙」という感想を持った次第(^_^;)
ヘビロテ-チューンとしては、#2と#8、次点で#6,#9ながらも、前作と比べると個人的にはどうしても聴き劣りしてしまった=インパクトが弱かったというのも要因かもしれません。安心して聴ける1枚よりも永遠に聴き続けたいと思う1曲が欲しかった、みたいな。(好きなバンドだけに余計に)
ということで、Meshuggahの7作目にあたる新譜-Kolossをこの度購入。6周ほど聴き込んでみたのでそろそろ追記をば。
ジャンル区分としては「プログレッシブ・デス・スラッシュメタル」になると思われるも、差別化を図る必要がないぐらい唯一無二の世界感をもつMeshuggah。その音を文字で書き起こそうとすれば、ポリリズムだのシンコペーションだの、Allan Holdsworthの影響云々、メタルバンドのレビューとは到底思えない/少なくとも見慣れない用語の数々が飛び出す始末。
咀嚼すると、8弦-ギターの2本体制で低音域を極限まで追い求めつつ、機械的で無機質なリフを"リズミカル"に刻み込む。そこに正確無比で複雑多岐なDr-の打ち込み音が連なって生じるリズムが化学反応を起こし独特のグルーブ感が生じる、といったところか。
ということで、"リズム"という要素がこのバンドの肝になっているところ、個人的にはソリッドでヘビーなGt-サウンドにやられた人間であり、今作も気持ちの良い重低音を響かせているなぁ・・・えっ!?今作は6弦-ノーマルチューニングなんすかっ!?
今作は原点回帰が一つのテーマでもあったらしく、確かにらしくない曲も散見される気がする。例えば、#3のノリノリな曲調だったり、2ビートでスタスタ疾走したり(#5)。
アルバム全体的としては、ヘビーでドゥーミィーな雰囲気を終始漂わせるも、上記の通り、曲展開の振幅・ギャップ感も手伝って、逆説的に、バラエティーに富んでいる印象も受けました。しかしながら、漆黒の轟音世界を期待し、そして、終始身を委ねたかった自分としては、音数を"重ねる"というよりも"余韻"で雰囲気を出すことを主眼にしているかのような作風につき、1周目は正直「微妙」という感想を持った次第(^_^;)
ヘビロテ-チューンとしては、#2と#8、次点で#6,#9ながらも、前作と比べると個人的にはどうしても聴き劣りしてしまった=インパクトが弱かったというのも要因かもしれません。安心して聴ける1枚よりも永遠に聴き続けたいと思う1曲が欲しかった、みたいな。(好きなバンドだけに余計に)
池袋に行った際にdisc unionに立ち寄る。自分の中では御茶ノ水・新宿が鉄板だと思っていたけれども、最近渋谷・そして池袋店の品揃えもいやいやどうして素晴らしいじゃないですか。このCDも買い直しのために暫くの間探していたのですが、まさか池袋にて見つけるとは想像しておりませんでした。それにしてもSound Holicから出回ったCDは、潰れてしまったからなのか、やけに見つけ難い(^_^;)
当時メロデスに嵌っていただけに、B!誌のレビューを見て当然の如く購入。あれから7年強の月日が経過(2003年作)していた事実に気づいて再度驚く。
相変わらず掛け持ちし過ぎていてどのバンドが本命なのか分からないChristian Alvestamが身を置くバンドの一つ。Scar Symmetry(現在脱退)で一躍その知名度を高めた人物だと記憶しておりますが、本作はScar Symmetryが結成される前にリリースされていると共に、彼の個性を発揮している作品につき、Scar Symmetry側がその点注目してメンバー召集をかけたと想像するに難くない。
具体的には猛々しいディストーションヴォイスと爽やかなクリーン・ヴォイスの対比。そのギャップ差は業界随一で(笑)、プログレ的でドラマチックな楽曲・曲展開との親和性は最高。
さておき、本作も"メロディック・デス"というジャンルで括られることが多く、当初自分も叙情的メロディ溢れる楽曲を念頭に聴き始めたわけですが、軽く火傷してしまいました(^_^;) つまり、スウェディッシュデスメタル然とした凶暴的なリフが耳を突き刺してきて驚く一方で、哀愁メロディがなだれ込んでくる。要するに、"プログレッシブ・メロディック・デス"というのがより正確な音像で、想像の裏をいってましたA(^_^;)
が、メロデスというジャンルもマンネリ化し始めていただけに、他バンドとは一線を画す個性的且つ前衛的な内容に大きな衝撃をも受けました。安易な"メロコア化"とは全く異なる濃密な"深化型"メロディック・デスメタルの裏名盤。
当時メロデスに嵌っていただけに、B!誌のレビューを見て当然の如く購入。あれから7年強の月日が経過(2003年作)していた事実に気づいて再度驚く。
相変わらず掛け持ちし過ぎていてどのバンドが本命なのか分からないChristian Alvestamが身を置くバンドの一つ。Scar Symmetry(現在脱退)で一躍その知名度を高めた人物だと記憶しておりますが、本作はScar Symmetryが結成される前にリリースされていると共に、彼の個性を発揮している作品につき、Scar Symmetry側がその点注目してメンバー召集をかけたと想像するに難くない。
具体的には猛々しいディストーションヴォイスと爽やかなクリーン・ヴォイスの対比。そのギャップ差は業界随一で(笑)、プログレ的でドラマチックな楽曲・曲展開との親和性は最高。
さておき、本作も"メロディック・デス"というジャンルで括られることが多く、当初自分も叙情的メロディ溢れる楽曲を念頭に聴き始めたわけですが、軽く火傷してしまいました(^_^;) つまり、スウェディッシュデスメタル然とした凶暴的なリフが耳を突き刺してきて驚く一方で、哀愁メロディがなだれ込んでくる。要するに、"プログレッシブ・メロディック・デス"というのがより正確な音像で、想像の裏をいってましたA(^_^;)
が、メロデスというジャンルもマンネリ化し始めていただけに、他バンドとは一線を画す個性的且つ前衛的な内容に大きな衝撃をも受けました。安易な"メロコア化"とは全く異なる濃密な"深化型"メロディック・デスメタルの裏名盤。
当初は異なるCDを購入するつもりだったけれども、「闇の皇帝」の帯に反応してしまい、このCD@通算3枚目を手にとってレジへ直行する・・・散財の典型的なパターン。もっとも後悔はしておりません。
Black Metal というジャンルには「音楽を"手段"として"本質"を語ることを目的とした結果Black Metalになった」グループ(少数)と、「Black Metalという音楽をプレイすることが目的」なグループが存在するように個人的には認識しております。
そして、特にファンの観点からみる「"True"(真正)」の定義が各々のグループで異なる("本質"を語っているか否か⇔音質等が悪いか否か)ために本末転倒も甚だしい不毛な議論が終始繰り広げられ、また、前者のグループにおける"手段"の一環たる「教会放火」が、メディア等によりBlack Metalの"目的"に書き換えられた結果、非常に歪んだジャンルになってしまったように思う。
前置きとしてこんなことを書いたのは、このEMPERORというバンドの立ち位置からして、他の凡百のバンドとは明らかに"差"があるから。
閑話休題(?)
芸術性を感じずにはいられない表現力・演奏力までも伴っていた点がEmperorを"Emperor"たるものにしたと思うところ、本作は、崇高性や構築美を感じる以降の洗練された作品とは若干趣きを異にし、暗黒世界の冷気で満ち溢れているといった内容。
名曲の#8は耳に残るメロディーと曲構成ながらも、それ以外の曲は普段この手のジャンルを聴き慣れていないと、特に本作の場合は、他作品に比して、悪く言えば散漫な印象を抱くのではないでしょうか。
ではなぜ全Black Metal-ファンの間で本作は「名盤」であるという意見で大まかに一致をみているのかというと、やはり知的センスを感じる歌詞世界と深淵な暗黒世界の雰囲気の両者の完成度が圧倒的に高いからだと思う。"In the Nightside Eclipse" = 暗黒世界、この一言に尽きます。
Black Metal というジャンルには「音楽を"手段"として"本質"を語ることを目的とした結果Black Metalになった」グループ(少数)と、「Black Metalという音楽をプレイすることが目的」なグループが存在するように個人的には認識しております。
そして、特にファンの観点からみる「"True"(真正)」の定義が各々のグループで異なる("本質"を語っているか否か⇔音質等が悪いか否か)ために本末転倒も甚だしい不毛な議論が終始繰り広げられ、また、前者のグループにおける"手段"の一環たる「教会放火」が、メディア等によりBlack Metalの"目的"に書き換えられた結果、非常に歪んだジャンルになってしまったように思う。
前置きとしてこんなことを書いたのは、このEMPERORというバンドの立ち位置からして、他の凡百のバンドとは明らかに"差"があるから。
閑話休題(?)
芸術性を感じずにはいられない表現力・演奏力までも伴っていた点がEmperorを"Emperor"たるものにしたと思うところ、本作は、崇高性や構築美を感じる以降の洗練された作品とは若干趣きを異にし、暗黒世界の冷気で満ち溢れているといった内容。
名曲の#8は耳に残るメロディーと曲構成ながらも、それ以外の曲は普段この手のジャンルを聴き慣れていないと、特に本作の場合は、他作品に比して、悪く言えば散漫な印象を抱くのではないでしょうか。
ではなぜ全Black Metal-ファンの間で本作は「名盤」であるという意見で大まかに一致をみているのかというと、やはり知的センスを感じる歌詞世界と深淵な暗黒世界の雰囲気の両者の完成度が圧倒的に高いからだと思う。"In the Nightside Eclipse" = 暗黒世界、この一言に尽きます。
原点回帰ということで、メロディックデスメタル(スウェディッシュ・デスメタル)を語る上で避けては通れない歴史的名盤であるAt The Gatesの4thを最近また頻繁に聴いております。
"メロディックデスメタル"というジャンルは、『黎明期⇒叙情派(黄金期)⇒CoB台頭/Keyの導入過多⇒メロパワ・メロコア化⇒停滞(現在)』という過程を経ていると個人的には認識しており、その基準でいうと、本作は"黄金期"の幕開け(95’)にリリースされた1作にあたります。
そして、このバンドの何が凄いかというと、「デスメタルにメロディを取り入れる」という課題がバンド側に先にあったわけではないでしょうか、その一つの答えを提示したこと。別の言い方をすれば、スラッシーで攻撃的なリフにダークなメロディを"まぶし込む"ことで、他バンドとは一線を画す独自の"メロディックデスメタル"を創り上げた点にあるのではないでしょうか。
今作は実験的な要素を感じさせない程度に、楽曲がよりシンプル且つストレートになっていることが功を奏し、一つの完全究極進化型アルバムに仕上がっていると共に、サウンドプロダクションも当時にしては比べ物にならないぐらい良く、硬質・クリアな音作りが聴き手のインパクト度を後押しします。
10年以上経過しても全く色褪せない神曲-#1を筆頭に#2,#7,#8等々、今聴いても脳内でアドレナリンが出まくります。アルバム構成もインストを適度に挟んで実にドラマティック。この作品を契機に「At The Gates系」というレッテルを貼られるバンドが大量出現するほど、後続に多大なる影響を与えた1枚。
"メロディックデスメタル"というジャンルは、『黎明期⇒叙情派(黄金期)⇒CoB台頭/Keyの導入過多⇒メロパワ・メロコア化⇒停滞(現在)』という過程を経ていると個人的には認識しており、その基準でいうと、本作は"黄金期"の幕開け(95’)にリリースされた1作にあたります。
そして、このバンドの何が凄いかというと、「デスメタルにメロディを取り入れる」という課題がバンド側に先にあったわけではないでしょうか、その一つの答えを提示したこと。別の言い方をすれば、スラッシーで攻撃的なリフにダークなメロディを"まぶし込む"ことで、他バンドとは一線を画す独自の"メロディックデスメタル"を創り上げた点にあるのではないでしょうか。
今作は実験的な要素を感じさせない程度に、楽曲がよりシンプル且つストレートになっていることが功を奏し、一つの完全究極進化型アルバムに仕上がっていると共に、サウンドプロダクションも当時にしては比べ物にならないぐらい良く、硬質・クリアな音作りが聴き手のインパクト度を後押しします。
10年以上経過しても全く色褪せない神曲-#1を筆頭に#2,#7,#8等々、今聴いても脳内でアドレナリンが出まくります。アルバム構成もインストを適度に挟んで実にドラマティック。この作品を契機に「At The Gates系」というレッテルを貼られるバンドが大量出現するほど、後続に多大なる影響を与えた1枚。
先月CD-SHOPで探し回っていたCDがこちら。当時発売日に購入するも、Defleshedの作品の中では正直イマイチ感が否めず、早々に売ってしまいました(^_^;)。が、月日の経過と共にもう一度聴き直したくなり、今回買い直しを敢行。
しかしながら、どの店にも置いて無くて非常に驚く。そもそも、Sound Holic自体が消滅してしまっていて、二度驚きました。マイナーなバンドの探求に熱心な"本気"レーベルだっただけに残念でなりません。帯の気合っぷりも最高でした(→)。
今作は過去最高に音質が良く、SEも導入したりなんかして、その点だけを拾うならば"聞こえ"は良いんですけれども、思うに、Matteの超高速スネアの乱れ打ち音が引っ込み過ぎる反面、バスドラの"ドッドッドッ"という音が出すぎて、楽曲のスピード感を大幅に殺いでしまっている印象。
他にも、過去の作品比、ブラストに頼り過ぎているような、曲展開が一本調子なような、いずれにせよ、何度アルバムを聴き直してみても、個人的には、全体としてバリエーションに欠けている印象は拭えず(^_^;)
部分部分でみると、Matteが多彩な叩き方を披露しているのがよく分かるし、全曲豪快に爆走しているので、ファンにとっては安心して聴くことができる1枚であることは間違いないものの、過去の作品と比較してしまうとどうしても、個人的には見/聴き劣りしてしまうし、その点は5年後に聴き直してみても変るところはなかったです(^_^;)
しかしながら、どの店にも置いて無くて非常に驚く。そもそも、Sound Holic自体が消滅してしまっていて、二度驚きました。マイナーなバンドの探求に熱心な"本気"レーベルだっただけに残念でなりません。帯の気合っぷりも最高でした(→)。
今作は過去最高に音質が良く、SEも導入したりなんかして、その点だけを拾うならば"聞こえ"は良いんですけれども、思うに、Matteの超高速スネアの乱れ打ち音が引っ込み過ぎる反面、バスドラの"ドッドッドッ"という音が出すぎて、楽曲のスピード感を大幅に殺いでしまっている印象。
他にも、過去の作品比、ブラストに頼り過ぎているような、曲展開が一本調子なような、いずれにせよ、何度アルバムを聴き直してみても、個人的には、全体としてバリエーションに欠けている印象は拭えず(^_^;)
部分部分でみると、Matteが多彩な叩き方を披露しているのがよく分かるし、全曲豪快に爆走しているので、ファンにとっては安心して聴くことができる1枚であることは間違いないものの、過去の作品と比較してしまうとどうしても、個人的には見/聴き劣りしてしまうし、その点は5年後に聴き直してみても変るところはなかったです(^_^;)
1月16日に発送した旨の連絡受けたのに、ラベル見たらば24日に発送してるし、いい加減だなぁ(^_^;)・・・ということで、Ebony Tearsの2nd-アルバムが無事到着。
こちらのCDも買い直しで、生涯3枚目だったりする(^_^;)。結構早いうちに廃盤になってしまっていて(本元レーベルたるBlack Sun Recordsも消滅)、音源を残したままCDの方は欲しい方に全て譲って今日に至りましたが、最近個人的名盤系のCDを特に意味もなく収集し直しており、こちらもその内の1枚。
At The Gates系のメロディック・デスラッシュの裏名盤として、ファンの間では未だに人気の高い作品。しかしながら、このバンド、リリースする毎に作風が大幅に異なり、思うにどれもハズレというものが無いのが素晴らしい。
特に今作が他作に比して一歩抜きん出ているように思うのは、無駄な要素が一切ない点にある気がします。#6や時折なだれ込むメロディーは1stの血脈を感じさせつつも、曲展開含めて助長に感じることがない。そして、リフ良し・メロディー良しときている。どう難癖つけろというのでしょうか(笑)
At the Gatesの歴史的名盤(4th)の壁を越えると個人的に思わせた音源("メロデスラッシュ"として)はDimension Zeroの2ndとこのアルバムのみかもしれませんし、言い過ぎているきらいがあるとしても、追従するクオリティを有していると信じて止まないのは間違いございません。
こちらのCDも買い直しで、生涯3枚目だったりする(^_^;)。結構早いうちに廃盤になってしまっていて(本元レーベルたるBlack Sun Recordsも消滅)、音源を残したままCDの方は欲しい方に全て譲って今日に至りましたが、最近個人的名盤系のCDを特に意味もなく収集し直しており、こちらもその内の1枚。
At The Gates系のメロディック・デスラッシュの裏名盤として、ファンの間では未だに人気の高い作品。しかしながら、このバンド、リリースする毎に作風が大幅に異なり、思うにどれもハズレというものが無いのが素晴らしい。
特に今作が他作に比して一歩抜きん出ているように思うのは、無駄な要素が一切ない点にある気がします。#6や時折なだれ込むメロディーは1stの血脈を感じさせつつも、曲展開含めて助長に感じることがない。そして、リフ良し・メロディー良しときている。どう難癖つけろというのでしょうか(笑)
At the Gatesの歴史的名盤(4th)の壁を越えると個人的に思わせた音源("メロデスラッシュ"として)はDimension Zeroの2ndとこのアルバムのみかもしれませんし、言い過ぎているきらいがあるとしても、追従するクオリティを有していると信じて止まないのは間違いございません。
Defleshed - Under The Blade
2011年1月18日 |:| Metal |:|
元々好きなジャンルでしたが、2011年入ってからiPodでデスラッシュ を聴きたくっている自分がおり、好きな音源でありながらもPromo-CDしか持っていなかったため、この度ようやく本家-CDを購入するに至りました。
アメリカの出品者から購入したわけですが、支払い後6日で届いて驚く。CDケースは元々経年による劣化が激しかったので、こちら側で実は差し替えていたりするんですけれども(^_^;)
そんなことよりもDefleshed!! このバンド(上位互換・笑)に先に出会ってしまったがため、Slayer以外のスラッシュメタルバンドには全く"濡れなく"なってしまう。リフのカッコよさ、スピード感、Death/Thrash (デスラッシュ)とカテゴライズされるバンドでDefleshedを超えるバンドは少なくとも自分の中には存在しない。(双璧をなすとすればThe Hauntedの3rd。)
まず漢魂溢れるジャケットからして最高。そして、#1の0:01からいきなり爆走→失禁寸前状態。クランチーなギターサウンドでザクザクと刻み、このバンドの極めつけの個性でもあるMatte Modinの"尋常じゃない"、大事なのでもう一度言います、本当に"尋常じゃない"ブラストビート。常人にあってはノイズ以外足りえないのでしょうが、私的にはどの要素もカッコよすぎて終始興奮・悶絶したくり状態。
Invasion Records特有の音質の悪さや、Drの音が軽いとか批判される方もおられますが、個人的には、このサウンドメイキングで正解だと思う。つまり、Matteのブラストのスピード感がこの音作りでこそより際立てることに成功していると思っている次第。
Lars(Gt)のリフメイキングのセンスも一級品で、この手のジャンルにありがちな一本調子による、後半あたりでの聴き疲れ(ダレ)も一切感じることが全く無いのも、"名盤"として語られている理由だと想像します。
Gustaf(Vo&Ba)のVo-スタイルも独特だし、総じて、全ての面が個性的。defleshedでなきゃ聴けない/出せない音・要素が存在していると思う。The Crownが復活したこともあり、個人的にはこのバンドも近年の活動再開ブームに乗じて、復活してくれないかと日々切に祈っております(-_-)
アメリカの出品者から購入したわけですが、支払い後6日で届いて驚く。CDケースは元々経年による劣化が激しかったので、こちら側で実は差し替えていたりするんですけれども(^_^;)
そんなことよりもDefleshed!! このバンド(上位互換・笑)に先に出会ってしまったがため、Slayer以外のスラッシュメタルバンドには全く"濡れなく"なってしまう。リフのカッコよさ、スピード感、Death/Thrash (デスラッシュ)とカテゴライズされるバンドでDefleshedを超えるバンドは少なくとも自分の中には存在しない。(双璧をなすとすればThe Hauntedの3rd。)
まず漢魂溢れるジャケットからして最高。そして、#1の0:01からいきなり爆走→失禁寸前状態。クランチーなギターサウンドでザクザクと刻み、このバンドの極めつけの個性でもあるMatte Modinの"尋常じゃない"、大事なのでもう一度言います、本当に"尋常じゃない"ブラストビート。常人にあってはノイズ以外足りえないのでしょうが、私的にはどの要素もカッコよすぎて終始興奮・悶絶したくり状態。
Invasion Records特有の音質の悪さや、Drの音が軽いとか批判される方もおられますが、個人的には、このサウンドメイキングで正解だと思う。つまり、Matteのブラストのスピード感がこの音作りでこそより際立てることに成功していると思っている次第。
Lars(Gt)のリフメイキングのセンスも一級品で、この手のジャンルにありがちな一本調子による、後半あたりでの聴き疲れ(ダレ)も一切感じることが全く無いのも、"名盤"として語られている理由だと想像します。
Gustaf(Vo&Ba)のVo-スタイルも独特だし、総じて、全ての面が個性的。defleshedでなきゃ聴けない/出せない音・要素が存在していると思う。The Crownが復活したこともあり、個人的にはこのバンドも近年の活動再開ブームに乗じて、復活してくれないかと日々切に祈っております(-_-)
Slumber → ATOMA + N/A
2011年1月5日 |:| Metal |:|
スウェーデン産メロディック-ドゥームメタルバンド-Slumberに動きあり、というか正式に解散を発表。2004年の1st-アルバムリリース以降濃密な曲作りに専念し、昨年度に新譜がリリースされるはずだったのにその話は自然消滅。かたや、この間、"バンド名を変えるよ"騒動が勃発するも、結局変えなかった等、色々と不安定な動きを見せておりましたが、やっぱり解散に行き着いてしまいました(泣)
発表内容から察すると、どうもバンドメンバー内の音楽性の違いが顕著になったみたいで、Slumberの美的絶望感溢れる音楽を構成したいた"エレクトロ/アンビエント"な要素と"メタル"な要素が分離し、結果、異なる二つのバンドに分かれるそうです。このあたり、Funeris Nocturnumなんかを想起させられました。
前者の要素を強く押し出した新バンドがATOMAというバンドで、1stがなんとSlumberの2ndとしてリリースされる予定だった音源らしい。
曲を断片的にしか試聴できませんが、"Dark Electro"と表現したくなる程度にまでKeyの導入が著しく、クリーンVoで歌い上げる等、"メタル"-バンドとしてはもはや括れないレベルに達しておりますが、メロディーの扇情力は抜群。私的には久々に聴いて鳥肌が立ちました。リリースされたら100%購入します。
http://zh.myspace.com/atomaband
後者の要素を押し出したバンド名は"未定"(Jari Lindholm名義)とのことですが、試聴する感じでは、こちらの方が自分の知るSlumberの音像に限りなく近いような気がしました。
http://www.soundclick.com/bands/default.cfm?bandID=787563
どのバンドも、引き続き漆黒世界で美しいメロディーが渦を巻くかの如く音楽世界を描いているものの、表現方法-アプローチを異にしているとも言い得そう。
発表内容から察すると、どうもバンドメンバー内の音楽性の違いが顕著になったみたいで、Slumberの美的絶望感溢れる音楽を構成したいた"エレクトロ/アンビエント"な要素と"メタル"な要素が分離し、結果、異なる二つのバンドに分かれるそうです。このあたり、Funeris Nocturnumなんかを想起させられました。
前者の要素を強く押し出した新バンドがATOMAというバンドで、1stがなんとSlumberの2ndとしてリリースされる予定だった音源らしい。
曲を断片的にしか試聴できませんが、"Dark Electro"と表現したくなる程度にまでKeyの導入が著しく、クリーンVoで歌い上げる等、"メタル"-バンドとしてはもはや括れないレベルに達しておりますが、メロディーの扇情力は抜群。私的には久々に聴いて鳥肌が立ちました。リリースされたら100%購入します。
http://zh.myspace.com/atomaband
後者の要素を押し出したバンド名は"未定"(Jari Lindholm名義)とのことですが、試聴する感じでは、こちらの方が自分の知るSlumberの音像に限りなく近いような気がしました。
http://www.soundclick.com/bands/default.cfm?bandID=787563
どのバンドも、引き続き漆黒世界で美しいメロディーが渦を巻くかの如く音楽世界を描いているものの、表現方法-アプローチを異にしているとも言い得そう。
Soilwork - A Predator’s Portrait
2010年12月23日 |:| Metal |:|
本日新宿に行ったついでに、久々に音楽関係のSHOPをはしごしました。昔は1ヶ月平均10枚単位でMetalのアルバムを買い漁り、御茶ノ水⇔新宿をよく行き来したのが懐かしい。GOLD やDisc Hellが相次いで閉店し、Death Metal-フリークとしては、もはやDisc Unionぐらいしか熱い店が新宿には無いのが寂しくもある。
さておき、今回中古で購入したのはSoilwork の3rd。初めて聴いたSoilworkのアルバムで、友人から音源を譲ってもらっていたため、今までCD自体を購入したことがございませんでした。
Soilworkといえば、クリーンVoを導入することで、より"キャッチー"な音楽性を志すと同時に、それがこのバンドの武器・個性となり、その手法を初めて導入した第一人者的な地位を得、一気に人気バンドにのし上がりました。
個人的にも5thは相変わらず大好きですし、しかし、初期の音源(特に2nd)も好きで、だからこそ、この3rdも聴いたことあるのに購入してしまいました(笑)
Guitar-サウンドは思うに唯一無二の音を出していると同時に、初期の頃ならではの"ブチ切れ"感-アグレッションがやはり最高。本作はデスラッシュしていた初期とモダン化が顕著な後期の中間的な立ち位置にあるとも言えそうですけれど、中地半端な感じは一切ないし、このアルバムも名盤であると、個人的には言い切りたいです。
さておき、今回中古で購入したのはSoilwork の3rd。初めて聴いたSoilworkのアルバムで、友人から音源を譲ってもらっていたため、今までCD自体を購入したことがございませんでした。
Soilworkといえば、クリーンVoを導入することで、より"キャッチー"な音楽性を志すと同時に、それがこのバンドの武器・個性となり、その手法を初めて導入した第一人者的な地位を得、一気に人気バンドにのし上がりました。
個人的にも5thは相変わらず大好きですし、しかし、初期の音源(特に2nd)も好きで、だからこそ、この3rdも聴いたことあるのに購入してしまいました(笑)
Guitar-サウンドは思うに唯一無二の音を出していると同時に、初期の頃ならではの"ブチ切れ"感-アグレッションがやはり最高。本作はデスラッシュしていた初期とモダン化が顕著な後期の中間的な立ち位置にあるとも言えそうですけれど、中地半端な感じは一切ないし、このアルバムも名盤であると、個人的には言い切りたいです。