Mors Principium Est - ... and Death said live
自分の恐らく一番好きなMetal-バンドMPEの新譜が5年ぶりにリリースされたので、早速購入。

コアパーソン:Jori (←/Gt.)の脱退前後以降のバンド内の動きやメンバーチェンジの変遷を見ているに、正直解散寸前だとも思っていたけれども、新曲を製作しているというVille (Vo.)のアナウンスは偽りでもなかったことが証明された。

もっとも、上記の通り、バンドの"心臓部分"がごっそり抜け落ち、そして別の心臓に入れ替わってしまったわけで、にも関わらずMPE名義でアルバムを出す・・・一体どんな内容になるのか、ファンとしては不安も伴っていたけれど、蓋を開けてみれば、きちんとMPEしていた。

具体的には、テクニカルなギターの乱舞とアトモスフェリックなKey(但し、今作はあくまで味付け程度)の紡ぎ合いが生み出す哀愁を帯びたメロディーにデスメタル然としたアグレッション。3rdの後継として、当時のメンバーのまま出した新譜と言われても恐らく疑わなかったと思う。

しかしながら、個人的に思うに、プログレちっくなテクニカルな要素がどうも鼻につくのと、その点Gt-ソロ然り、曲が似たり寄ったりな感じがしないでもない。多分そこが新メンバーと過去のメンバーの個性の差につき、全然"アリ"なんだけれども、「曲の緊張感と世界感にまず圧倒されて、そして、テクニカルな凄さの余波でさらに圧倒される 二重構造」が若干速弾き・テクニック至高主義 (ごり押し)になってしまっている気がするのは残念ではある。

と、批判めいたことも書いたけれど、本作も間違いなくMPEでこそ出し得るアルバムだし、この内容であればなおもファンとして次作にも期待しつつ、必ず購入すると自信を持って言える。3rdがお好きであれば恐らく今作も嵌るはず。

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Zak

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