【Modern】 差し戻しの差し戻し 【調整録】

調整に調整を重ねるにつれて行き着いた形。飛行生物(エラヨウ)+剣で殴る戦法から虫人間よろしく変身を繰り返し、なんだかカウンターバーンに近くなってきた(^_^;)

【背景】

まず虫人間を採用して、デッキが綺麗な形を成すように調整するならば、やっぱりテンポ・クロックパーミ系になっていくのが素直だと思う。しかしながら、インスタント・ソーサリーの多いコントロールに投入しても普通に強いのが困りモノで、個人的には、この立ち居地からなかなか抜け出せなかった。

特に、虫人間を採用せずにコントロール系に尖らせようにも、コントロールの心臓部ともいえる ドローエンジンの不存在が致命的であり、虫人間を無理やり突っ込んでいたときよりもデッキパワーが落ちるため、どうしても虫人間に立ち戻ってしまう。　

しかしながら、クリーチャーを少数先鋭にしてしまうと、虫人間はまず除去され、後続が上手く続かないと、途端に受身になりがちの弱いデッキになってしまうため、ここで行き詰ってしまった。

【発想の転換】

聖トラフトの霊を主力にするという発想の転換を実施。まず、呪禁という能力がアホ程強い。環境的にも、最近の虫人間をメタるかのように増えてきた枷、そして、まず持って飛んでくる除去の嵐を掻い潜るという意味でメタに適合した能力だと考える。

次に、殴った際の打点の高さ。地上を固められて特攻する形になっても空から4点というダメージは非常に攻撃的。

そして、相手の除去を腐らせつつも、こちら側としてもクリーチャーを守るためにカウンターを消費することを基本的に考えずに済む。

【戦略】

現状、飛行クリーチャーを全解雇してしまったために、トラフトが殴れずに腐る場面が出てくることが想定される。しかしながら、モーゼの海割りの如く、道を作ってやれば問題ない。

具体的には除去カードで片っ端から盤面を更地同然にする。打点はトラフトが稼いでくれるし、火力系のカードは当然駄目押しにも使える。

カードアドバンテージを積極的、ないし、継続的に得られるカードがない点をどう解決するかという問題に関しては、占術でドローの質を上げることで誤魔化しつつ、早期決着をさせるように望む以外、このカラー(Uwr)では解決しようが無かった。

あるとすれば、差し戻しをセプターに刻印することだけれども、差し戻しの強さがイマイチ分からない。より突っ込んでいえば、このデッキにして、呪文をバウンスすることでテンポを取ることがどの程度の価値を生み出すのかが上手く想像できないし、結構ガチで、差し戻しの強さを噛み砕いて説明して頂ける方を募集。

【結びに】

ということで、この形にて現状調整中。瞬唱はやっぱり3枚あっても多すぎではない気がするも、個人的には、いよいよ行き着くところまではやってきた気がしております。

あと初めてカウンターバーンっぽいデッキを組んでみて、その構築の難しさ・奥深さを実体験。カウンターバーンを使いこなしている人は本当に凄いと思う。